製缶製造工場の事例です。 部門は製造部門(工場)、営業部門、管理部門。 職人集団から会社組織としての転換期に来ている企業様です。 社内での教育は、OJTのみで技能に関しては外部機関で対応。現場は職人の集まりで管理者はいるものの自分のやり方にこだわる傾向があり、なかなか標準化できていませんでした。 また、社内の基本的なルールに関してもしっかりと考えて出来上がったものではなく、 その場しのぎで出来上がったルールが点在して効率的な管理が難しい状況。 基準・基礎・師弟マニュアルを制作しそのプロセスで全体の基本形を整理しました。
従業員数:20名 構 成:正社員 パート
マニュアル化済み
一部マニュアル化
マニュアル未制作(制作中)
職人集団から会社組織へ変わるための基準を長期ビジョンとあわせて作成。 個々人に求めるスキル・知識・規範に関しても明示。 気難しいベテラン職人への対応に苦慮していたため反発が想定されたが、基準を明確にして経営者自らがしっかりと講習することにより特に反発もなく受け入れられました。
基礎マニュアルの項目を少し先を想定して一つ一つ経営者・幹部と検討しながら制作。 形にすることで現状の課題が浮き彫りになり、経営者・幹部で最低限の共有化ができました。 基準マニュアルと一緒に基礎マニュアルも経営者が全従業員に講習を実施。 マニュアルに対する従業員の反応は好評でした。
経営者・工場長と検討した結果、まずは工場でのルール(安全・生産性・品質に関すること)と図面の読み方に関してのマニュアルにすることに決定。 製品の品質や生産性に影響が出ていたため、まず現場での基本となる部分を抽出しました。 その中でも特に個人個人見解が分かれてそれぞれのやり方をすることが多い項目に着目しました。