OJTだけの限界:業務中に丁寧に教える余裕はない!

教育・育成の殆どをOJTで行っている企業でお聞きした話です。
社内マニュアル制作で関わり、ベンチマーク対象者にヒアリングを通じて現場教育に関する現状の課題などをお聞きしていたときのお話です。(製造業)



教育すべき要素をお聞きしていたところ、教育要素としてライン・機械のトラブル時の対応が重要な教育要素であるというご意見をいただきました。

現状をお聞きすると、
【製造作業に関してはOJTでなんとか一定レベルまでに来ていると思うが、ラインや機械の知識・技術に関しては到底自分の後釜レベルにいる人間はいない】 と。

もし、自分が退職してしまえばトラブル発生時に対処できる人間はおらず、生産に大きな影響を与えてしまう。
そのため教育要素としては重要判断している。
しかし現状のOJTだけでは到底追いかない・・。

トラブル発生時は、まず何よりもトラブルを解消することが第一。
スピードが要求される。
そのときにいちいち丁寧におしえている余裕はないよ!でしょ!? 
でも今うちにはそういったことを伝える場がないんだよ・・。

この話は、この会社だけではなく他の複数の企業担当者様からも出ました。
OJTでの教育は当然必要で重要ですが、それだけでは十分にカバーできません。
若手も現場で余計なことを聞こうものなら、怒鳴られてやる気がなくなるという話を聞きます。

Off-JTは現場社員が勝手に決めて実行することは困難。

決めるのは経営者様です。

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